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ちょうすけのがははは日記

高岡長一郎の真っ直ぐで左曲がりな物語10

 こん○○は!!ちょうすけです。あとで追加する予定でしたが 昨日は私ものんでまして・・あははは。週末はバイクにのれるかなー・・。つづきだよーん・・。 (画像付き・一部訂正)


○高岡長一郎の真っ直ぐな・・しかし あそこは左まがりな物語・・・10。(フィクションでごぜーますよ)
(注)人物名・地名・設定等は 全て架空のものですのでご理解ください。

 わたくし高岡長一郎ことちょうさんです・・。さて・・小京都中村に到着・。。こころがおれてしまった・・わたしのあてのない元気さがしの旅は つづく・・。


↓夜はどうなりますやら・・。(画像 ストーリーとは関係ありません)
夜はどうなりますやら


 お店ののれんを中に入れて二人で・・ぐいのみをおちょこがわりに ぐびくび・・。
うーん・・美人をさかなに飲む酒は 格別でんなー・・。なにいうてんのー口がうまいこと・・。あはは・・すいません・・美人になにいうてえいか わからんもんで・・がははは。・・ありゃー・・。
 私はバツイチで もっか浪人中みたいもんですが ママは 彼氏がいそうですけど・・どんなん・・。こないだ(つい先日)まで わかいこと付き合ってたけどね・・金の無心ばかりで さすがに嫌気がさして・・ね、わかれちゃった。そっかーふーん願望としては ひも・ちゅうのもあこがれる部分はあるけど・・それも男性と女性のバランスがとれないよねー・・。片方だけによりかかってしまうと・・。まー始めからそういうのがわかってたいたらまだしも。お互いが すきやだけでは しんどくなるところが あるんだねー。愛があったら・・いつかは のりこえられるとは 頭で思っていても 実生活では なかなかむつかしいことが あるからね。

 すこしママもつかれてきてたのかな・・。うん・・。

 ママ・・が・・ひとりで話し始めました・・。

 結婚は 高校時代につきあっていた年上の彼と一緒になって・・。彼は結婚するまでは ものすごくやさしかった。家の人もやさしくしてくれてた。それで まだ何にもわかんないときだったから彼の家に入りびたりになって・・そのうちに彼のところに住むようになって・・そのころの彼は 今では想像ができないくらいやさしかった・・。20才のときに子供がうまれて・・できちゃった結婚だった・・。幸せになれるねって 思ったら・・母親と彼が一緒になって 子供をわたしからさらっていった。えー・・。彼と母親は後継ぎの子供だけがほしかったのね。

 結婚前から実家の両親は あんなやつは だめだっていってたのだけど わたしの前では ものすごくやさしく ずーとこのまま良い人でいてくれると思い込んでいたからね。それまではね。だから 実家には 顔向けができないくらい めちゃめちゃなことを言って逃げ出して彼の家にとびこんで・・そのままだったから。里に帰るのにも 気がひけて・・でも 子供は 取り上げられて。どうしようもないので 実家になきついて何とか子供を手元にもどしてって・・なきながらお父さん達にたのんだのね・・。最初は 物凄い剣幕でおこっていた 何回も殴られた・・親の言うことも聞かずに飛び出して あげくに結婚までして・・いまさら・・なんやーって・・。でも親達もしだいに 内容を理解してくれて 私の味方になって 子供を取り戻すように動いてくれた・・。その間何度も何度も彼のところにいって子供をかえしてもらうようにたのんだけど だめだった・・。あるとき・・どうも 彼には 別につきあっていた女性がいるらしく・・、そのためにも・・わたしとわかれて こどもだけをひきとって自分たちで そだてようとおもっている・・そんな情報がもれきこえてきた・・。それで あんなに わたしをこっぴどくなぐっていたのか・・鬼のような顔をして・・。すこし まわりがみえてきたけど 子供には あわしてもらえない・・毎日気が狂いそうになっていた・・。気が付いたら わたしが その相手の彼女に家に怒鳴り込んでいた・・。ものすごい形相で すさまじかったらしく その彼女は 彼からはなれていったらしい・・。親達が裁判してでも子供は 取り戻すからと そういう話しをすすめていたが ある日彼が子供をつれてきた・・。子供さえ一緒にいればと 思い・・子供のために私ががまんしたらとそれだけを考えて 彼の日々いわれない暴力にもたえて・・彼が外で女性を囲っているのもわかっていた・・。がまんしていても 向こうの女性から無言電話が 毎日毎日かかってくることもあった。それでも また 子供ができたら やさしくなるかもしれないと 淡い期待をもちながら 気持ちははなれているのに だかれて 子供ができてしまった・・。二人目も男のこだった・・。一人をもらうから一人をつれて実家にかえれともいわれた・・。どんなに殴られてもそれは わたしが生きているうちは 絶対にできないって こぶしのとんでくるなかで 血もつれになりながら さけんでいた・・。そのあと気をうしなっていたらしく・・。気が付いたら 実家の父母が私の顔をのぞきこんでいた・・。病院にかつぎこまれていた・・。

 話しをききながら・・わたしは ただ涙がとまらなくなって・・どうしようもなかった・・そして 彼女の手をにぎっていた・・。彼女も泣きながら私の手を握り返していた。

・・そうなってさえ・・まだ ばかなわたしは 愛してもいないのに だかれてしまって・・三人目の子供ができて その子供も男の子だった・・。いまは その子供たちが わたしをたすけてくれている・・。(はやとちりで子供が一人と私が思い込んでしまったようだ)

 強烈な話しで 涙がとまらなくて 気がついたら 彼女をだきしめていた・・。

 わたしの場合は 親父が酒乱で 小さいときから暴力のなかで育ってきました・・。
 だから・・立場は 全然違うけど そういう状態のときのあなたの気持ちが わたしのお袋の立場とかさなりあって・・なんとも・・他人のはなしでは ないように聞いていました・・。

 極端な貧乏の中で くうものも食えずというときも あり・・親父が家にいるときは 毎日が地獄のようでした・・。
 酒がないと機嫌がわるいから酒をかってくると さらにひどくなる。病院につれていけば逃げ出して 家で暴れ放題で 私とおふくろをぼこぼに殴るける・・。ものは 放るは 包丁は投げるは・・ちゃぶ台は毎日空をとんで 小さな私をかばうお袋のからだにようしゃなくぶちあたって ふっとんでいった・・。毎日なぐられ出ていけと家から締め出しをくらって一人で路地裏の狭い隙間にかくれて泣いてた。

 あばれるからと 酒をかくしていても 探し出して朝から一升瓶をかかえて のみまくっている・・そして あばれる・・。仕事に関しては すばらしい腕をもっていて かなり名前のとおった人でしたが 酒癖のわるいのも有名で 結婚式でもどこでも 頭にきたら どなりこんでいってました・・。中学生になると わたしの体格が親父を超えてましたが さらに容赦ない暴力が毎日・・なんの理由もなく私は 殴られつづけていました・・。わたしだけなら 親父にまけないだけの体力はすでにあったのですが 私がいないときのことをかんがえると お袋がどんな目にあうかこわくて親父に手をふりあげることは 最後の最後まで がまんしていました・・。勉強する暇がないくらいのすさんだ毎日でしたけど先生たちには かわいがられて成績は なぜか優秀な方で ぐれたら親父にまけたことになるとおもって 絶対に不良にはならんぞっと 心にちかっていましたから・・。

 さすがに三年生のときには これは なにかで 糸がきれてしまったら 親父をころしてしまうかもしれないと思い・・おふくろに相談して わたしは はなれた学校に自分の力で学費もはたらいて自分の力で勉強するから いかしてほしいと 話しました・・。そしたら わたしのことは心配しなくていいから いってきなさい・・。お金はないけど 自分のからだと心意気で いってきなさい・・。困ったらいつでも手紙をくれたら少しだけかもしれないけど仕送りするから・・ね。そういってくれたお袋の顔はいまでもわすれることができないですね・・。小学校高学年以降は 親父があばれても わたしがいるときは お袋をかばってましたけど わたしがちいさいときは お袋は 体中怪我だらけで大変だったと思う・・。わたしをつれて遠く離れた実家にかえれば 兄弟と一緒になって 追いかけてきて暴れこんできたからねー・・。


↓いろんな思い出が・・。(画像 ストーリーとか無関係です。)
TT-R後ろから

 彼女も涙がとまらなくなっているようで・・。気が付いたら しっかと また ぼろぼろになった顔でお互いをだきしめて・・。
 一気にいろんなものを放出したみたいな感じで・・ふたりとも 話しをしてただけなのに 顔は上気して真っ赤になってました・・。お互いのなかで・・ふしぎなものを感じて・・・・。しばらく無言でじーっと お互いをみつめあっている・・。
 どんどん・・相手のことがお互いのなかで おおきくなっていく・・。

 しばらくして 彼女が私にすがりついて 声を出して泣いている・・・。彼女の髪と背中に手をおいて自然になでている自分がいる・・。わたしも涙がとまらない・・。

 そのわずかの時間にお互いのいままで我慢していたなにかが ポーンととけたような気がする・・。ただ・・いきずり?(神様のきまぐれなのかもしれませんが)のお互いが すこし飲んで話しをしていただけなのですが・・。なにか運命的なものを感じていました・・。

 まだ よくは わからないけど ひょっとしたら このひとのためにわたしは生まれてきたのかも・・って 思ってました・・。このひとの心をすくってあげなきゃって 漠然とおもってました・・。どれぐらいのことが私にできるかは わからないけどね。

 ここは明るくならなきゃっと わざと(精一杯の勇気をだして びんた覚悟で) ほれほれっ・・て・・彼女のむねをもむしぐさをしたら・・。
 ぷふっふふって わらって・・・。あははは・・ありがとうって わらった。その笑顔がすごく素敵で 思わず唇をかさねたかったけど ちょっと我慢・・。あははは。ちょっとまってねっていうので なんだよーと思ってましたら・・。着物から 豹柄のスカートとTシャツにジャンパーをはおって でてきました・・。ジャンパーは昇り竜の刺繍が・・。あっははは・・しってるわかいねえちゃんにも そういえば同じジャンパーをもっているおねえちゃんがいたっけ・・。そのこも 気がものすごくつよくて 仕事で頭にくると私に手をあげてくるような気の強い子でしたが・・仕事は抜群にできるし・・たぶんどんな仕事でもその道のエキスパートになれるだろなって 思う子でしたね。でも・・すっごく女性らしいところがあって・・そういうのをみると かわいいなって 思ってましたけど・・。

 早くいこうって・・手をひっばられて・・どっかへつれられていってます・・。たぶん彼女の家かな・・・とか・・思いながらついてってました・・。ニコニコしながらね・・・。
 このまちは あんまし街灯がないんですが 今日は月明かりで すっごくきれいに道も彼女もみえてました・・。 とつぜん・・彼女がたちどまって 私の顔をみてかわいい唇をきゅんとこちらにむけてきたので 反射的に 唇を重ねてしまいました・・。あややや・・。

(注)人物名・地名・設定等は 全て架空のものですのでご理解ください。




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